江戸時代、遠祖上原勇七(現十三代)が鹿革に漆付けする独自の技法を創案、ここに甲州印伝がはじまったといわれています。この技法により作られた巾着、莨入れ、早道などは、当時の上層階級にたいへん珍重されました。
江戸後期に数軒あったといわれる印伝細工所のうち、時の流れのなかで、印傳屋だけが唯一残りました。その理由は、「技」の継承を代々の家長「勇七」のみに口伝されたことによります。伝承技法などは、現在では印伝技法の普及のため、公開されています。
1987年、甲州印伝は経済産業大臣指定伝統的工芸品に認定。印伝の伝統技は、生活を彩る実用美として、稀少な日本の革工芸の文化を伝える担い手となっています。

甲州印伝「たかね」シリーズのキーケース

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サイズ:4.5×9.5cm

絵柄は、白富士、黒富士、赤富士の3種類です。

古より神の山として信仰された富士山。
この国の長い歴史の中で人々は畏敬の念を寄せながら、
数々の芸術作品に富士を表してきました。
麓の甲州でその高嶺を仰ぎ見てきた印傳屋も
心にそびえ立つものを模様にした印伝をつくりあげました。

甲州印伝は、日本を代表する革工芸品です。
色染めの鹿革に色漆で模様をのせる漆付け技法や更紗技法などを
併用して多彩な伝統美、現代美をお届けしています。
軽く丈夫で、優しく手になじむ風合いが特長です。
甲州印伝は「経済産業大臣指定伝統的工芸品」に指定されています。
印傳屋の製品には保証マーク  がついています

※ 印本漆は時がたつにつれて冴えてきます。
漆部分は強く折り曲げたり、硬いものと接触すると、
部分的にはがれることがあります。
革は染色の度に色調が多少異なる場合があります。
当社の製品は、主な材料として鹿革を使用していますが、
デザイン・機能に応じて一部牛革などを使用しています。

 

カタログの写真は印刷のため色調に実物との差が生じることがあります。
製品のサイズ表示はタテ×ヨコ×マチをcm単位で表示しています。
なお、採寸方法により多少の誤差が生じる場合があります。
掲載写真の大きさは統一した縮尺となっておりませんので、
実際のサイズについてはサイズ表示をお確かめください。
製品の改良によりデザインが多少変わる場合があります。

印伝製品は、「革色」「漆色」「柄」の3 つの組み合わせで構成され、
しかも手作りのため、品切れの場合があります。
その際はお届けまでに相当の日数がかかりますのでご了承ください。

 

無断の使用、複製、模倣はかたくお断りします。使用の場合は、事前に当社にご連絡ください。
たかねの名称と柄は、商標登録・意匠登録出願済です

 

在庫状態 : 在庫有り

販売価格  ¥3,300(税込)

柄の種類  

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