甲府市 古名屋ホテル

今日の取材はいつものお店掲載ではなく

お勉強の日です笑

 

まずは山梨カタログにもすでに掲載を3店舗しており

なおかつ、「山梨の活性化の為ならば」と

カタログの販売もしてくださっています。

 

古名屋グループ 代表 伴野社長とアポがとれまして

伴野社長が考える山梨の地方創生の取材をしてまいりました。

伴野社長

 

さて、こちらの社長。ホテルのちょうど

リラックスする光の加減から

少しコワモテにみえますが…笑

 

ギャップ萌えにはたまらない

とても優しい紳士です笑

 

今日の取材は地方創生や山梨に民間としてできる事の

お話をたくさん聞く事ができましたが

 

なによりも僕が心に残っているのが

伴野社長の「利他スピリッツ」の精神でした

これは地方創生をしていく上での根本の幹。

 

1番の根っこの部分だと痛感したからです。

 

「利他スピリッツ」というのを

僕なりに解釈すると

 

他人の為に与える

人の為に働く

人の幸せ=自分の幸せ

 

そういう精神です。

 

例えば具体的に言うと

この古名屋ホテルはグループ会社であり

ここ以外に、コートダジュールという式場や

サドヤというワイナリー兼式場なども運営されています。

つまりそれらが運営され建設されるのは

大量の「物資」が必要になります。

 

そして海外や県外など様々な業者が

その物資を提案してきます。

 

山梨県にも様々な業者がいますが

どうしても全国や外国に比べると

品質は変わらなくても「割高」になってしまうんですよね。

 

ですが、伴野社長の考え方は基本的に県内業者を使います。

高くてもいいんです。

 

そんな事より古名屋と関りを持っていただいた県内の

目に見える「ご縁」をもっとも大切にしているんですね。

 

経営者としてはどうでしょうか?

 

・仕入れは品質が同じなら安い方がいい

・なるべく大きく営業をかけてめいいっぱい商売を回転させる

・なるべく社員を多く安く働かせる

・取引業者には「お付き合い」の名目の元、協賛金を出させればいい

 

これも1つの素晴らしい経営者だと思いますし

全国的には経営者なら当たり前のスタンスですよね。

 

残念ながらこの社長は全てが「逆」なんですね。

 

・高くても県内のものを

・お客様優先に回転効率重視ではなく接客・サービス重視を

・労務管理士をいれ、適正な職場環境の徹底。

・お付き合いどころか業者も同じ「お客様」慰労会の開催

 

こんなことされてはたまらないですよね…

 

実際どの業者に聞いても、例え辞めた社員に聞いても

古名屋ホテルの良い所を言う人はいても

悪い事を言う人は誰もいないんですよね。

 

それらの人を地元を大切にする姿勢は

「裏の顔」ホテルのバックヤートにも全て

あらわされています。

 

整った環境、清潔な調理場、業者に対しても

頭を下げて誠心誠意尽くす、そのスタイルは

全てのスタッフに浸透していて、上の立場も下の立場も

ないんですよね。全スタッフで1つのチーム

 

そうですね…まるでディズニーランドの

スタッフのようにみんながみんな古名屋ホテルを守りたい

良くしたい。

 

そんな想いで溢れている非常に稀有な場所でした。

 

こんな気持ちを「山梨県」

に住んでいる人達がもてたらなぁ…と

心の底より思えました。

 

少し前にこの厳しい情勢の中、力尽き

山梨の歴史あるサドヤワイナリーが

売りに出されていました。

 

天皇様にまで献上した事のある

由緒正しい歴史あるワイナリーです。

 

そんなとき

お酒も飲めない、ワインの事も知らない

全く関係のない伴野社長がサドヤを購入したのです。

 

「なんで社長そんな事したんですか?」

 

私の質問に社長は笑いながらこう答えました。

 

「しょうがねぇじゃんか。ほっといたら県外に買われちゃうし、山梨の中で他にこの歴史あるワイナリーを守ってくれる人がたまたま周りにいなかったからだよ笑」

 

「山梨を守る為…でもなにも知識もなくてそれは…」

 

民間企業がなんでここまで山梨の為に私財を投げうってまで

やるのかわかりませんが。それこそが

利他スピリッツなのかもしれません

 

少なくとも山梨の雇用とそこに納める業者さん達

そして山梨県の歴史が救われたことだけは

間違いありませんね。

 

そして経営改革を取り入れ

天皇様にワインを献上したこの老舗ワイナリーは

なんと以前よりも力強く復活しました。

 

これ…民間の企業の社長が

やっているんですよ

 

山梨を全国にPRしていくのも地方創生ですが

伝統・文化を守っていく事もまた大切な事なんだと

胸を打たれました。

 

山梨カタログも同じですね

 

今の僕にはこの社長のやって来たことが

これから山梨カタログを展開していく

未来の道筋に見えました。

 

こうしてクラウドファンディグを

初めて経験してますが

 

そのほとんどが山梨県以外の方からのご支援で

少し、悲しくもなりますが笑

 

日々心が折れそうな気持で

「それでもそれでも」と

もがいている毎日です。

 

山梨県のみなさんと力を合わせて

山梨を守り、発展させていきたい。

力不足は否めませんが是非、ご協力をお願いします。

僕1人ではなにもできません。

 

今日は本当にありがとうございました。

 

帰りに

モンドセレクション3年連続金賞受賞の

古名屋ホテル パティスリー和三郎さんの写真を掲載して

終了とさせていただきます

和三郎店内

 

 

モンド・セレクション金賞受賞 山梨が世界に誇る銘菓

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